
フランス中部のロワール地方で園芸の仕事にたずさわっていたアンドレ・ボーシャン、アメリカのヴァージニア州とニューヨーク州で農家の主婦として農場を切り盛りしていたグランマ・モーゼス。ボーシャンがパリの美術展サロン・ドートンヌに出品し、その作品が美術理論家らの目にとまったのは48歳の時、モーゼスの作品がニューヨークの無名画家の展覧会に出品され、その名が知られるようになったのは79歳の時のことでした。ボーシャンもモーゼスも本業のかたわら絵を描いてはいたものの、画家として認められ本格的に制作活動を開始したのは、いずれも人生の後半になってからのことでした。身近にある自然、あるいは日々繰り返される日常を描いた二人の作品は素朴で愛情にあふれ、人々の心を和ませる魅力に満ちていると言えるでしょう。本展覧会ではボーシャンの作品47点、モーゼスの作品22点を展示、自然を愛した画家たちの心暖まる世界をご紹介いたします。
開催概要
- 会期
- 2008年7月5日(土)~8月31日(日)
月曜定休 ただし7月21日(月)は開館 - 会場
- 損保ジャパン東郷青児美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル 42階 - 開館時間
- 午前10時から午後6時まで、金曜日は午後8時まで
*入場は閉館の30分前まで - 観覧料
- 一般1000(800)円
大学・高校生600(500)円
シルバー(65歳以上)800円
中学生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※前売り券はチケットぴあ、ローソン等でお求め下さい(6月21日発売)。 - 主催
- 損保ジャパン東郷青児美術館、朝日新聞社
- 協賛
- 損保ジャパン
- 後援
- フランス大使館、アメリカ大使館
- 協力
- ギャルリーためなが、昭和電工、メルシャン
- 企画協力
- アプトインターナショナル
開催期間中のイベント
ギャラリートーク
学芸員が会場で作品の説明をします(当日自由参加)
- 小・中学生と父母対象
- 7月12日(土)午後1時30分~
7月19日(土)午後1時30分~ - 一般対象
- 7月11日(金)午後5時30分~
7月18日(金)午後5時30分~
音声ガイド
大人500円、子ども(中学生以下)無料
【親子サービス】実施中!
子ども一名様につき、同伴の親一名様が無料になります。
ワークショップ
【夏休みカレンダーを作ろう!】
ボーシャンやモーゼスのぬりえで、自分だけの「オリジナル8月カレンダー」を作ってみよう。
7月19日(土)~8月10日(日)ただし7月21日を除く月曜はお休み
午前11時~午後5時(参加締め切り午後4時30分)
※ 上記時間内にご自由に参加できます。
主な作品
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アンドレ・ボーシャン 《タルスでアントニウスと出会う クレオパトラ》 1952年 個人蔵 ©ADAGP, Paris&SPDA, Tokyo, 2008 |
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アンドレ・ボーシャン 《ラヴァルダンの城の前、 丸いフルーツ皿に乗った果物と花々》 1957年 個人蔵 ©ADAGP, Paris&SPDA, Tokyo, 2008 |
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グランマ・モーゼス 《夏》 1944年 損保ジャパン東郷青児美術館蔵 ©2008. Grandma Moses Properties Co., New York |
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グランマ・モーゼス 《ポーチにて》 1953年 損保ジャパン東郷青児美術館蔵 ©2008. Grandma Moses Properties Co., New York |