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東郷青児 昭和のアトリエ展

戦後、青児の描く女性像はデパートの壁やケーキの包装紙をいろどり、復興の活気に満ちた町に叙情的な気分をもたらしました。可憐な少女の横顔がそえられたカップや裁縫セットなどは、探せば今も家のどこかに見つかるかもしれません。

 人々を魅了したこの女性像のスタイルを青児が完成させたのは昭和初期でした。それまでは未来派やダダなどの前衛運動に傾倒していましたが、フランス滞在中にルーヴル美術館の古典主義絵画や洗練されたパリジャンのライフスタイルに刺激をうけ、大きく作風を変えたのです。

 しかし、その人気にもかかわらず、戦後の青児の画業についての分析は多くありません。甘くロマンティックな女性を描き続けた青児のスタイルは、二科会のリーダーを務めた政治的手腕とのギャップと相まって、進歩主義と芸術至上主義を標榜するモダニズムに準じた批評家たちを戸惑わせたからです。絵の中の女性達もみな長いまつ毛を伏せたまま、作者については多くを語りません。

本展は「昭和のアトリエ」と題し、青児が晩年に当館へ寄贈した作品群を中心に写真や遺品などを交え、青児の制作風景をクローズアップします。アトリエの写真や、制作途中の下絵、蔵書の一部などを通じて、スタイリッシュな女性像の背後にある青児の眼差しや、インスピレーションの源の一端をご紹介します。

開催概要

会期
2007年12月1日(土)~12月26日(水)
月曜定休 ただし12月24日(月)は開館
会場
損保ジャパン東郷青児美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル 42階
開館時間
午前10時から午後6時まで、入館は5時30分まで
観覧料
一般500(400)円
大学・高校生300(200)円
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催
損保ジャパン東郷青児美術館

開催期間中のイベント

ワークショップ

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日時
12月21日(金)から12月26日(水)
11時から17時まで(16時30分参加締切)
場所
1階ロビー

※参加無料・上記時間内参加自由

主な作品

≪蝶≫1969年 油彩
パリのアトリエで
1925年頃
下北沢のアトリエ
1930年代
≪望郷≫1959年
油彩
≪チェッコの女≫1970年
鉛筆・水彩