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沿革・概要

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、1976年7月に開館してから約四半世紀にわたり、国内外の芸術作品による展覧会を開催しています。

当初は「東郷青児美術館」という最初の館名が示すとおり、損保ジャパン日本興亜の前身会社のひとつである安田火災が文化貢献として芸術鑑賞の場を提供する美術館を構想した際に、同社とゆかりの深かった東郷青児からコレクションを提供する申し出を受け、画伯の自作を主に展示する方針で開館いたしました。

東郷青児は独自の女性像と幅広い行動力をもって洋画史上に大きな足跡を残しました。1930年代から同社の前身会社の営業案内や記念品等のデザインを次々に手がけ、なかでも画伯の絵を掲載したカレンダーは今も根強いファンを持っています。1978年の逝去時には、自作156点と、画伯の収集した他作家の189点の遺贈を受け、それらが当館の収蔵品の核になりました。

収蔵品はその後も徐々に増え、グランマ・モーゼス、ルノワール、ピカソ、ルオー、岸田劉生、山口華楊、奥村土牛、東山魁夷のほか、大賞・奨励賞・公募展「FACE」グランプリの受賞作品なども含め、約620点(2014年9月)になりました。

とりわけ、1987年10月にはフィンセント・ファン・ゴッホの≪ひまわり≫、1989年1月にはポール・ゴーギャンの≪アリスカンの並木路、アルル≫、1990年1月にはポール・セザンヌ≪りんごとナプキン≫が加わり、展示内容が一躍充実しました。

近年は、芸術の振興や国際交流を目的に、内外の近現代作家の佳品を紹介する特別展や企画展を年に5回程と、収蔵作品展を年に1回程のペースで開催しています。さらに、特別展と企画展でも、収蔵作品を10点前後ご紹介しています。

新宿という都会の喧騒の中にありながら、超高層ビルの42階に位置する当館は極めて落ち着いた雰囲気をもち、展望回廊からは東京都心の雄大な眺望を楽しむことができます。

 

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 館長  中島 隆太